食品加工技術研修を動画化。文字を読む習慣が少ない海外スタッフにフィットし研修期間が半分に
FTI JAPAN株式会社様は、インドネシア生鮮マグロを加工し、日本へ輸入するビジネスを展開されています。
その中で、インドネシアでの食品加工のための現地スタッフへの技術指導をsoeasy buddyを使って実施されていますが、 今回、代表取締役の鳴海 健太郎様に、soeasy buddy導入の背景、活用方法、効果についてお聞きしました。
FTI JAPAN株式会社 代表取締役 鳴海 健太郎様
弊社は、品質の高いマグロを輸入するため、現地スタッフに商品加工の技術指導をしています。 最初は日本人スタッフが現地に出向いて、指導して帰ってくる…という、100% face to face の指導をしていたんですが、やはり一度では伝えきれない、覚えきれないことも多々あり、技術の定着率は課題になっていました。
基本的に文字をみるという文化がないため、紙のマニュアルを見ても見ずに放置されていました。
現地まで出向く時間及びコストも非常に高く、何度も通うわけにもいきません。 遠く離れたところにいるスタッフにも効率よくノウハウを伝えられる指導ツールを探していました。
そこで、細かい作業内容も動画で簡単にマニュアル化し共有できるという点が弊社に非常にマッチしていると思い、soeasy buddy(ソーイージーバディ)を導入することに決めました。
YouTubeの様な他の動画ツールも同時に検討しましたが、同じグループに対して、各スタッフにアカウントを提供できること、また誰がどの動画を見たのかといった、各人の学習の進捗状況が確認できるという点で、soeasy buddy(ソーイージーバディ)を選びました。
コンテンツは大きく分けて、HACCP(食品衛生管理手法)と、日本の職人が持っている品質管理のコツの2種類に分け、実施頻度の高い行動を中心に配信しています。 具体的には魚を洗う、加工する、包装する、輸出するという4つです。
我々も製造現場に入っていって、「こういった部分をこういう風にすれば商品の品質が上がっていく」という指導をしていくわけですが、その指導内容を動画化して各スタッフに配信をしています。
スタッフも、動画というお手本があれば普段の自分の作業との比較がしやすいですし、どのように改善していけばいいかが把握しやすく、好評です。
指導時間が半分程度は削減できている実感があります。
2ヶ月の出張で、付きっきりで指導していたのですが、今では1ヶ月程度で終えることができています。 これは激的だと思いますよ。
文字を見る文化の無いインドネシアですが、動画を見せて「こういう風にやってください」と伝えると興味を持って見てくれるので、非常にレスポンスがいいんです。 なので、作業効率的にも上がって来ている傾向が見られます。
動画マニュアルは作業内容が細かく分かりますし、後からいつでも振り返って見ることができるので 「あの時ああ言ってましたよね」「僕はこういうふうに認識しています」 という齟齬がなくなります。 各自が何度でも振り返ってみて、作業のレギュレーション・クライテリアを確認できるという点が非常に良いところだと思います。
また、基礎研修の時間を短縮することができて、即座に次のステップまで進めるというのは非常に強い、大きな魅力です。
例えば社内ルールであるとか、あるいは旋盤を回すスイッチはどこにある、などの基本的な研修部分ですね。
これは最初から動画化しておいて研修生に見ておいてもらうんです。
ここはあまり人の手を掛けるべき部分ではないので、即座に、効率よくクリアするためのツールとしておすすめできると思います。
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